鳥岩楼 (京都市上京区)
鳥料理の老舗店。
昼(12〜14時)のメニューは親子丼の1品のみ

京都市上京区五辻通智恵光院西入ル五辻町75
075-441-4004
木曜休
外観、店内も、歴史と風情を感じます。
夜は白濁したスープの鳥の水炊き(6000円〜)などが有名ですが、食指が動くのは昼のみメニュー親子丼が800円で食べれる事。
 店の前には、学生と思われる原チャリ、自転車が停まってます。 
のれんをくぐると、「おこしやす」の一言。
ちなみに、京都でも普段あまり聞けなくなった京都弁。
「おこしやす」は、歓迎されたお客。
突然の訪問であまり歓迎されてない状況は「おいでやす」と一般的に使い分けられているそーです。

本当に歓迎されているのか、はては忙しくて手が回らないのか、奥の部屋に勝手に進むよう促されます。
立派でこじんまりした坪庭を眺めつつ、階段に
←の看板

昼に来る客は必ず親子丼に決まってますので、みんな自ずと2階へ上がります。
階段を上がると広間には、けっこうの人。
空いた所から、仲居さんが席を指定します。
詰めて座るので、必然的に相席です。

時間にして15分ほど待ったでしょうか・・・
やや小振りの丼がようやく来ました。

親子丼(800円)

スープ、
沢庵2切れ
思ったよりも、玉子に火が通っていて、ひさごのような雑炊レベルのトロトロではありません。

 山椒がパラリと、ほどよく鼻孔をくすぐります。
どんぶりは少し小さめで、若い男性は1杯では、足りないと思われます。
真ん中の生玉子はうずらです。念のため・・
スープ。
鳥の水炊きの煮汁かと思われます。
ほんのり、鶏の風味が効いてかすかに塩味も。
店のおばちゃんが、「コラーゲンたっぷりで明日お肌に効果が現れますえ。」と言ってましたが、なんやようわからんけど確かにそんな気がしました。

確かにこのスープで水炊きを味わってみたいですね・
親子丼もこの出汁を使っているためか、味が濃くしっかりとしたみりん、しょうゆが効いて、食べた後にお茶が欲しくなります。
 
うむ・・・・美味しい。 ただ欲を言えばもう少し半熟度があれば・・でも次回訪問すれば微妙に違うのかもしれません。
 小振りの鶏肉はプリプリと歯応えがよいですが、火の通し加減が短いのか、レア状態のもありました。
親子丼は昼の2時間のみで、休日はお客がひっきりなしに列んで待っている状態でありました。

食べ終わって談笑している女性グループに、物腰柔らかく「すみませんが食べ終わったら、話は1階でしておくれやすか。最初からいてはるんやし・・」と追い出す所なんか、仲居さんのはんなりした中に、キツイ韻をふむ京都人の気質を垣間見た瞬間でした。

食後は店の玄関で会計します。
しかし・・・これほど簡単な会計もないですね。
みんな同じモノだし、大、小サイズもなし。800円×人数精算です。

いろいろ書きましたが、CP、雰囲気、味と、私の5指に入る親子丼でした

←トイレの手洗いも風流どす。

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